健康診断・予防接種
HEALTH CHECK
健康診断について
定期的に健康診断を受けていれば、症状が無いことなどで気付きにくい疾患を早期に発見して軽症のうちに対策することができます。例えば、「がん」と言うと生命の危険を危惧する方が多いと思いますが、早期に適切な対応をすれば完治できるケースも多数あります。
また、定期検診は生活習慣病の診断にも有効です。生活習慣病は食生活の乱れや運動量の不足、喫煙や飲酒の習慣や、睡眠の質の低下、精神的ストレスの蓄積などで発症・進行します。
糖尿病や高血圧、脂質異常症などが代表的で、多くは気付かないうちに進行します。状態が悪くなるほど心疾患や脳疾患などのリスクもあがりますから、定期的に健康診断を受けて早期発見することが重要です。また、健康診断で数値を確認することで、日常の生活改善に目が向きやすくなる利点もあります。
当クリニックが行っている健康診断
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一般健診
当クリニックは労働安全衛生法が定める各種検査項目を取り扱っています。
事業者は毎年最低1回、雇用者に向けて検診を実施することが義務付けられていますので、一般健康診査を企業の定期検診としてご利用ください。また、検査項目の指定があれば事前にご相談いただけます。 -
特定健診
特定検診は、40歳以上75歳未満の被保険者を対象とする制度です。内容は特に内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)に着目されており、高血圧や糖尿病などの生活習慣病の予防や早期発見に役立ちます。体重や身長、血圧や腹囲を測定するほか、血液や尿、心電図の検査や診察などを実施します。
健康診断の注意事項
- 基本予約制ですが、調整次第では当日でも可能です。※胃がん検診に関しては、予約制です。(月曜・金曜実施)
- 前日から食事制限がある検査項目もあります。指定時間以降は食事を控えていただき、水分補給も水やお茶以外は避けてください。
- 牛乳や清涼飲料、飴やガムなどを摂取すると、血糖値や中性脂肪値、肝機能値などに影響することがあるので検査前や検査中には取らないでください。
- 妊娠中の方に対しては安全性確保の観点からレントゲン検査は行いません。ご予約や受付時に必ず申し出てください。
がん検診について
がん検診は、各種がんの早期発見と、早期に適切な治療につなげることを目的としています。特に、胃がん、肺がん、大腸がんの検診は国が推奨していますので是非ご利用ください。
検診ではまずがんの疑いの有無を確認し、疑いがある場合は精密検査を実施します。さらに、精密検査でがんが確定された場合は、必要な治療を提案していきます。
当クリニックが行っているがん検診
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肺がん検診
血痰や咳、息切れや胸の痛みなどは肺がんの症状として知られていますが、これらの症状があるからといって必ずしも肺がんであるとは言えません。適切な診療を受けるにはまず検査・診断が必要です。肺がんによる苦痛や死亡リスクを下げるためにも、ぜひ肺がん検診をご利用ください。
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大腸がん検診
大腸がんは誰もが発症する可能性がある疾患です。早期に治療すれば完治できる症例も多いのですが、自覚症状が少ないので重症化してから発見されることが多い特徴を持っています。そのため定期的に大腸がん検診を受けることをおすすめします。
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胃がん検診
胃がんは発症初期には自覚症状が少ない特徴を持っています。50歳を超えるとリスクが上昇しますが、みぞおちの不快感や痛み、吐き気や胸やけ、食欲不振などが表れる時にはある程度進行していることが多いです。そのため、定期検診を利用して早期発見、早期治療に繋げましょう。
予防接種について
予防接種とは、ウイルスや細菌を意図的に体内に取り入れて抗体を作ることを目的としています。ウイルスや細菌を体内に入れることに不安を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、使用するウイルスや細菌は無毒化や減弱化されています。多少の副反応は考えられますが、個人の生命や社会をおびやかす感染症の予防や感染拡大防止に役立ちますし、ご自身の健康と大切な家族、友人や同僚を守るためにもぜひご利用ください。
当クリニックが行っている予防接種
定期接種
- 01
インフルエンザ
インフルエンザワクチンは発症を予防するだけでなく、重症化リスクを下げることが期待できます。ワクチンの効果は摂取した日から2週間~5ヶ月程度持続します。毎年1月初旬から3月にかけて流行することが多いので、流行のピークと効果の持続期間を踏まえてご利用ください。
- 02
肺炎球菌
肺炎球菌ワクチンは、肺炎の発症や重症化を防ぐことに役立ちます。接種した部位に腫れや痛み、赤みや発熱が出ることがありますが、ほとんどは数日で消失します。もし気になる点があればご相談ください。
抗体ができるまでには、接種日から3~4週間程度が必要です。 - 03
コロナウイルス
当クリニックは新型コロナウイルスのワクチンも取り扱っています。感染拡大を防ぐためにできるだけ多くの方にご利用いただきたいですが、ワクチンの在庫数などで希望されたときにすぐ利用できるかはわかりません。そのため、事前にご連絡いただけるようにお願いします。
- 04
帯状疱疹
帯状疱疹は中高年者に多く見られる特徴を持っています。そのため、50歳以上の方に対して、幼児にも使用する水痘ワクチンを、帯状疱疹の予防を目的に使用することができます。
その他、ワクチンに関するご相談は、
来院の際、もしくはお電話にて受け付けております。
予防接種の注意事項
- ワクチンは常時在庫しているわけではないので、事前の準備が必要です。そのため予約を取るようにしてください。
- ワクチン接種前には問診票へのご記入をお願いしていますので、遅くとも診察が終わる15分前には受付してください。
- 安全性確保の観点から、接種後24時間は強い運動や飲酒は控えてください。